ペテロの手紙第二 3章 5~9節
2024年8月18日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 今日の個所で、「見落とす」という言葉が二回出て来ます。私たちの歩みにおいて見落としてはいけないことがあります。
 第一に、神のおことばにより全てが成り、保たれていることです。神はおことばにより天地万物を創造され、また保たれています。私たちの命も人生も、全ては神の御手の中にあることを見落としてはいけません。それゆえに、主を恐れて歩みましょう。
 第二に、神の視野で時を捉えることです。主の再臨はまだですが、それは約束を遅らせておられるのではありません。神は一日を千年のように、また千年を一日のように見ておられます。狭く時を捉えるのではなくて、神の視野で時を捉えることが大切です。
 第三に、神が全ての人の救いのために忍耐しておられることです。神はすべての人が救われることを望み、今、忍耐しておられます。福音を委ねられた私たちは、神の忍耐を覚えて、証ししていくことが大切なのです。
 誰でも見落としていることがあるものです。みことばにより、それに気づかされたならば悔い改めて、主のみこころの内を歩みましょう。

<聖書のことば>
しかし、愛する人たち、あなたがたはこの一つのことを見落としてはいけません。主の御前では、一日は千年のようであり、千年は一日のようです。
ペテロの手紙第二 3章 9節