使徒の働き 9章 26~ 31節
2025年 6月 15日 第3聖日
 牧師 長江 忠司

 バルナバの歩みから学びましょう。
 第一に、寛容に人を受け入れました。かつてクリスチャンを迫害する者であったサウロを受け入れて理解者となり、仲間に入れてあげたのです。バルナバがいなかったら、後のパウロはありませんでした。私たちも寛容になり、人を受け入れることが大切です。
 第二に、失敗した人を見捨てませんでした。第一回伝道旅行において途中で投げ出し帰ってしまったマルコを、パウロは第二回伝道旅行で連れて行きたくありませんでした。しかしバルナバは彼を引取り、共に歩んだのです。私たちも失敗した人を見捨てないことです。
 第三に、愛を持って人を育てました。バルナバという名のとおり、マルコを慰め励まし育成しました。それでマルコは後に成長し、役に立つ者に変えられたのです。
 バルナバは目立った働きをした訳ではありませんでしたが、大変幸いな働きをしました。教会や家庭などにおいて、バルナバのような人物が必要です。私たちもバルナバの様に変えられ人を育てる者になりましょう。

<聖書のことば>
しかし、バルナバはサウロを引き受けて、使徒たちのところに連れて行き、彼がダマスコへ行く途中で主を見た様子や、主が彼に語られたこと、また彼がダマスコでイエスの名によって大胆に語った様子を彼らに説明した。
使徒の働き 9章 27節