ルカの福音書 23章 32~ 43節
2025年 4月 13日 第2聖日
 牧師 長江 忠司

 罪の無いイエス様が十字架にはりつけにされました。その十字架上で、イエス様が語られた7つのことばの内、3つを学びます。
 第一に、「父よ、彼らをお赦しください」という祈りのことばです。ご自分を苦しめ、あざけり、殺そうとしている者たちのためにとりなされました。この祈りを他人事のように考えてはいけません。広い意味で捉えるなら、あの祈りは私たちのための祈りでもありました。
 第二に、「女の方、ご覧なさい。あなたの息子です」ということばです。苦しみの中で、イエス様は母マリアのことを思いやられました。ヨハネに託されたのです。
 第三に、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」のことばです。親子関係にあったイエス様が父なる神様から捨てられ、罪人として裁かれました。それ程に私たちを愛して救おうとされたのです。
 今も主は愛のことばをもって、私たちのためにとりなし、思いやり、語られていることを覚えましょう。また、私たちもこのような愛のことばで周りの方のためにとりなす者でありましょう。

<聖書のことば>
そのとき、イエスはこう言われた。「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」彼らはイエスの衣を分けるために、くじを引いた。
ルカの福音書 23章 34節