マタイの福音書 25章 14~ 30節
2025年 6月 22日 第4聖日
牧師 長江 忠司
このタラントのたとえ話から、主は私たちの忠実さをご覧になられていることがよくわかります。主は彼らを褒められました。しもべたちのどこが良かったのでしょうか。
第一に、主人がいなくても忠実でした。主人は旅に出て不在であり、彼らは見られることはありませんでしたが、それでも忠実に働きました。
第二に、行いの伴った忠実さでした。思いはあるけれど実行に至らない方もおられると思います。しかし彼らはすぐに行動に移しました。
第三に、主人を愛する故の忠実さでした。帰って来た主人への報告で、「ご覧ください!」と、主人に喜ばれたくて働いたことがわかります。決して義務感からではなく、主人を愛する心から出たものだったのです。
愛する皆様が、変わらず忠実に歩まれていることを心から感謝しています。やがて私たちも主とお会いする時がやって来ます。人生で最も大切なことは神からどのように評価されるかです。たとえ大きなことができなかったとしても、「よくやった。良い忠実なしもべだ。」と主から言っていただける歩みをしましょう。主は私たちの忠実さに注目しておられます。
<聖書のことば>
主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』
マタイの福音書 25章 21節
